当社の理念は「安全安心はもとより、食べて美味しい豚肉を生産し、消費者の皆様に高い評価をいただくこと。」につきます。そのためには、あらゆる畜産業が直面している課題解決への糸口を見つけ実行し、高いレベルで養豚を行っていくことが必要だと考えています。

問題解決の糸口のひとつとして「スリーサイト方式」「オールイン・オールアウト」というの養豚環境構造の変革があります。

「スリーサイト方式」とは、豚の成長に合わせ、「繁殖農場」→「離乳仔豚農場」→「肥育農場」と3つの場所に分けて飼育する方式です。これにより病気感染リスクを最小限に抑え、健康にのびのびと育てることが可能になりました。

「オールイン・オールアウト」とは豚舎の環境サイクルを、全ての豚を出荷して空にしてから、徹底的に洗浄・消毒後、次の豚を入れる方法です。これにより病気の感染のリスクを最小限にし、万が一感染してしまった場合でも、次に伝染させるリスクが極めて少ない環境づくりを実現しました。

どちらも保有敷地や資金力の面で難しい面があり、大きな改革になりますので、実現するためには悩むこともしばしばありましたが、将来に事業を継承しブランドを守っていくうえで決断した経緯があります。このこともあり健康で美味しい豚肉の安定供給ができていますし、農場HACCPの認定を受けることもできました。

昨今、養豚業は不安定な世界情勢による飼料や光熱費の高騰や、地球温暖化等の影響で、これまでにないピンチを迎えています。生産者と後継者、そして販売者がともに協力し、計画生産・計画販売のもとピンチをチャンスに変え、高品質な豚肉を供給していきたいと考えています。

これからも「東の匠SPF豚」にご期待ください。